観光
アッシャン・モンジル
ダッカ[バングラディシュ]
バングラデシュの首都ダッカの中心部に…
インドとミャンマーの間に位置するバングラディシュは、北海道・東北ほどの面積に1億6千万人もの人々が暮らす人口密度世界一の国です。
首都ダッカの旧市街を訪れると、その醍醐味を充分に味わえます。細い路地が入り組んだ街並み、店が立ち並ぶバザール、その中に溢れかえるリキシャと人の波……日本とは全く異なる光景に圧倒されることでしょう。
この国は古くから文明が栄えた場所でもあるので、イスラム・ヒンドゥー・仏教など多くの宗教的遺跡や寺院が点在しており見どころ満載です。中でもバゲルハットのモスク都市とパハルプールの仏教寺院遺跡は世界遺産にも登録されており、世界中から観光客が訪れています。
バングラディシュは自然も豊か。世界一の長さを誇るイナニビーチでリゾートを楽しんだり、世界自然遺産に登録されたシュンドルボン国立公園でボートクルーズを体験したりと、その魅力をたっぷり堪能できます。
気をつけたいのは気候です。熱帯モンスーン気候帯に属しているこの国には雨季と乾季があります。年中暑いイメージですが乾季は朝晩の気温の差が大きいので注意が必要。また雨季は大きな洪水を引き起こすサイクロンが襲います。旅行ガイドで時期に適した観光スポットや必需品などを確認するといいでしょう。
三方をインドに囲まれ、ミャンマーとも国境を接するバングラデシュを訪れるには空路を使って首都ダッカに入るのが一般的です。ただし日本からの直行便はなく、周辺のアジア諸国を経由して行くことになります。最も利用が多いのは香港経由で、最短・最安値で行くことができます。この場合に要する時間は、成田、羽田、中部、関西それぞれの空港からおよそ8時間です。また、バンコクからは飛行機でわずか2時間半の距離なので、タイ観光とあわせて訪れるという選択肢もあり、その際にタイ国際航空を利用すると乗り継ぎがスムーズです。また、旅費を節約したいなら中国東方航空があげられますが、遅延や欠航などのトラブルがあった場合を考慮すると旅慣れた人以外には不向きといえるでしょう。このほか利用が多いものとしてシンガポールやマレーシアを経由する航路があります。