アバディーンはスコットランド東部に位置します。北海に面し、油田と漁業で発展してきました。特に油田は石油採掘の拠点で、ヨーロッパの石油の首都とも呼ばれています。「オールド・アバディーン」と「ニュー・アバディーン」と新旧2つの市街地に分かれています。ニュー・アバディーンは特産の御影石で作られた建物が立ち並ぶ美しい街並みです。今回はパブやカフェを訪れる人たちで賑わう活気あふれる街アバディーンの観光スポットを紹介します。
アバディーン海洋博物館で海の街の暮らしと北海油田について知ろう

アバディーン海洋博物館は、中心部のシンプロー通りに面し、アバディーン駅より徒歩5分の訪れやすい場所にあります。ヨーロッパの石油の都アバディーンらしく北海油田に関しての展示が主となり、油田設備の模型や船、採掘の方法について説明したパネルなどで、石油採掘について詳しく知ることができます。また、ほかにも漁業や釣りやダイビングについてなどの海をテーマにした展示もあります。入場料が無料なので、街を散策する途中に気軽に訪れてみてください。
森の中の美しい聖堂 聖マーカー大聖堂を訪れよう

12世紀に建てられた聖マーカー大聖堂は、聖マハー大聖堂とも呼ばれています。アバディーンの歴史地区オールド・アバディーンの街はずれ、森に囲まれた静かな場所にあります。アイルランド出身の聖人マーカーが6世紀に創設した教会をもとに建てたアバディーンで一番古い聖堂です。2つの塔と七つの窓を持つ西の壁はスコットランド建築を代表する荘厳な建造物です。また、聖堂の中は歴史あるものから新しいものまで様々なステンドグラスが美しく訪れる人を魅了しています。
名門大学のキャンパスにある教会 キングスカレッジ教会

キングスカレッジ教会は、アバディーン大学のキャンパスの中にある教会です。アバディーン大学はスコットランドで3番目、イギリスで5番目に創立された歴史ある大学でノーベル賞受賞者を5人も輩出している名門校です。1495年に創設されたキングスカレッジと1593年に創設されたマリシャルカレッジが1860年に統合されて、アバディーン大学となりました。毎週水曜日に学生や教員による礼拝が行われ、大学関係者以外でも参列できます。
スコットランドの歴史を感じるアバディーンの観光スポット
スコットランドのウォーターフロントであるアバディーンを訪れたなら、中世の歴史を感じる建造物や1970年代に北海油田が発見されて発展してきた近代の歴史を感じる観光スポットを訪れましょう。今回は「アバディーン海洋博物館」、「聖マーカー大聖堂」、「キングスカレッジ教会」をご紹介しました。スコットランドの年間平均気温は10℃を下回るので、アバディーンの街を歩く時には夏でもジャケットを持参することをおすすめします。
