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アムステルダムの旅行ガイド

TOWN 投稿者: ココマチ編集部
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オランダの首都アムステルダムは、「運河と水の都」として知られています。緑多い街の中を5本の運河が縦横に巡り、水上交通が生活の中に溶け込んだこの地は「北のヴェネチア」とも称され、美しい景観を呈しています。

憲法上ではオランダの首都となっていますが、国会や中央官庁、王宮、各国の大使館など首都機能のほとんどは第3の都市、デン・ハーグにあります。

アムステルダムという市名は、13世紀にアイ湾に流れこむアムステル川の河口にダムが築かれたことに由来します。川の両岸が結ばれたことによって人々が集まって町が誕生し、15世紀には街中に運河が巡らされ、17世紀になると東インド会社の隆盛とともに世界最大の貿易港として黄金時代を築きました。市中心部にあるダム広場はそのダムがあった場所で、そこを基点に街全体が放射状に広がっています。

アムステルダムを知るには、まず運河から街を眺めるといいでしょう。ボートに乗ると、いかに運河や橋が多いかが分かります。まず水上から街の様子や雰囲気を知り、その後で実際に自分の足で回ると分かりやすいです。観光客には観光クルーズや、観光スポットで自由に乗り降りできるカナル・バスが便利です。

市内に点在する観光スポットには、トラムと呼ばれる路面電車で行くこともできます。市街地を網羅して走っているので、これを乗りこなせば目的地に楽々たどり着けます。

オランダ絵画の殿堂「アムステルダム国立博物館」や、ゴッホの作品を多数所蔵している「ファン・ゴッホ美術館」は必ず訪れたいスポットです。世界トップクラスの音響効果を誇るコンサートホール、コンセルトヘボウで至福の時間を過ごすこともできます。

第二次世界大戦時にナチスに迫害されたアンネ・フランクが隠れ住んだ家や画家レンブラントが《夜警》を描いた家も一般公開されています。

四季折々の花が集う「シンゲルの花市」や飾り窓地区など、アムステルダムならではのスポットも目白押しです。

心地よい風に吹かれながら運河沿いのカフェでくつろぐのもいいですね。オランダを代表するビール、ハイネケンのテーマ館もありますよ。


アムステルダムの観光

運河の街アムステルダムの観光は、東京駅丸の内駅舎のモデルになったアムステルダム中央駅を起点にすると便利です。「中央駅前広場」はメトロ、トラム、バス、運河クルーズなどの主要交通機関の中心で、観光案内所もあります。市内には6つの広場があり、これらの広場を順に巡っていくと観光スポットを制覇できます。

アムステルダムのへそと呼ばれる「ダム広場」はアムステルダム発祥のダムがあった場所で、王宮や国王の戴冠式が行われる新教会、第二次世界大戦の戦没者慰霊塔、マダムタッソーろう人形館などに囲まれた華やかな広場です。そこから西のラートハウス通りの方に行くと、西教会の尖塔が見えてきます。アンネ・フランクが聞いた鐘の音も健在で、その奥に建つアンネが隠れ住んだ家では、回転式の本棚や日記を書いていた屋根裏部屋が保存されていて悲しみを誘います。

「レンブラント広場」は画家レンブラントの像が建つ広場で、周辺にはカフェやクラブが軒を連ねています。城壁の見張り塔で貨幣鋳造所として利用されていたムント塔や船上の花市場シンゲルの花市もこの近くです。エルミタージュ美術館の別館や17世紀から現役のマヘレのはね橋、レンブラントが絶頂期から困窮期に渡って19年間住み、不朽の大作《夜警》を描いた家も必見です。

「ライツェ広場」は劇場とナイトスポットが集まるエリアで、トラム路線の交差ポイントとなっています。

「ミュージアム広場」は国立博物館やファン・ゴッホ美術館、市立近代美術館、コンセルトヘボウなどアムステルダムの代表的な文化施設に囲まれた広い芝生の広場です。広場に置かれた《I amsterdam》の立体ロゴは絶好のシャッターポイントです。

「ニューマルクト広場」は切妻屋根の家々と計量所だった重厚な建物に囲まれた広場で、ここから中央駅前広場をめざせばこれで一周です。

運河をクルーズしながら観光地を巡るのも一興です。複数の会社によって運航されている観光クルーズは中央駅前の乗船場から約1時間かけて、17世紀の豪商たちの邸宅だった美しい建物が並ぶヘーレン運河の「黄金のカーブ」など見どころを巡ってくれます。観光客向けの遊覧船であるカナル・バスは3つのルートがあり、14カ所の停留所で自由に乗り降りできます。

運河に沿って隙間なく建つ切妻屋根の建物は、間口の広さに応じて税金が課されたため、どの家も横幅が狭く、上へ高く、奥行きが深く造られています。窓が大きく、どれも異なったデザインでありながら、不思議と調和が取れています。

世界遺産に登録されている「アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の運河環状地区」の美しい景観をたっぷり堪能してくださいね。


風車の街へショートトリップ

オランダといえば、まず風車の光景が浮かぶ人が多いのではないでしょうか。川のほとりに並ぶ大きな羽根の風車は、同国の風物詩であり、治水技術の象徴でもあります。

国土の4分の1以上が海抜ゼロメートル以下のオランダは、ほとんどが低湿地や干潟を干拓した土地であるため、水を汲み上げたり排水を行う動力として、風車が重要な役目を担ってきました。かつて1万基近くあった治水用の風車は、蒸気機関の発明をきっかけに次第に姿を消し、さらに電動ポンプに取って代わられてその役目を終えました。現在は、治水の歴史を物語るシンボルとして、約1,000基が各地に保存されています。

アムステルダムの北15キロに位置するザーンセ・スカンスは4基の風車と17世紀のままの風景を残す村で、風車のほかに木靴やチーズ作りの工程が見れる工房があります。チーズ市で有名なアルクマールやオランダ最古の大学があるライデンでも風車が博物館となって公開されています。

最も規模が大きいのは、キンデルダイクにある風車群です。アムステルダムから電車とバスで約2時間のところにあるこの地には、オランダ最多の19基の風車が建ち並び、「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として世界遺産に登録されています。

岸辺の両側に一定間隔で並ぶ風車群は1740年頃に造られたもので、力強く風を受けて羽根を回す姿は単なる動力機関としてではなく、オランダの人々の苦難と努力を象徴する遺産として私たちの目に映ります。

毎年5月第2土曜日の「風車の日」と7月と8月の土曜日には、19基が一斉に回る姿が見られます。また4月から10月の期間はボートツアーが催行され、水上から壮麗な風景を楽しむことができます。内部を見学できる風車もあるので、排水の仕組みや風車を守ってきた人々の暮らしぶりも見ることができます。

のどかな田園の中に建つ壮大な開拓事業を支えた風車群は、オランダを代表する美しい光景として心に残ることでしょう。


アムステルダムの美術館

オランダはレンブラントやゴッホ、フェルメールやルーベンスなど著名な画家を輩出し育んだ国です。 首都アムステルダムには、世界に知られる美術館や博物館が大小60館余りあり、国の面積当たりのミュージアム数が世界一のミュージアムの宝庫でもあります。その中から選りすぐりのお勧め美術館をご紹介しましょう。

アムステルダムを訪れたら、「ライクス・ミュージアム」とも呼ばれる「アムステルダム国立博物館」は必見です。1800年にハーグで開催されたギャラリーから始まり、その後アムステルダムの王宮内に移されたコレクションの数々は、1885年にヨーロッパ初の美術館専用として建てられた現在の建物に所蔵されました。10年に及ぶ大規模な改修工事を終えて2013年4月に再オープンし、世界初の「閉館日なし、365日開館」の美術館となって、世界中から観光客を集めています。

17世紀のオランダ絵画を中心に多数の珠玉の作品を所蔵していますが、中でも有名なのがレンブラントの《夜警》です。縦3メートル63センチ、横4メートル37センチの大作で、火縄銃手組合の市民自警団が出動する瞬間を描いているこの絵は、強い日光が斜め上から差し込んで影を作り、その陰影が絵全体をドラマチックにしています。《夜警》という題名から夜の光景と思いがちですが、表面が茶色く変色したためにそう思われたのであって、実際は昼の情景を描いています。

現存する作品がわずか30数点しかないヨハネス・フェルメールの作品も4点あります。《牛乳を注ぐ女》《手紙を読む青衣の女》《小路》《恋文》が至近距離で見られ、当時の女性たちの生活の様子が静かなタッチで描かれています。

「炎の画家」と称されるフィンセント・ファン・ゴッホの作品も見逃せません。ミュージアム広場に建つ「ファン・ゴッホ美術館」は彼の作品を世界一有する美術館で、200点の油彩と500点の素描、700通の書簡を所蔵しています。世界中でこれだけまとまった形でゴッホ作品が鑑賞できる美術館は他にないでしょう。吹き抜けになっている広い館内には、初期のオランダ時代から生涯を閉じたフランス時代まで年代を追って展示されているので、色彩や色調の変遷が手に取るように分かります。生涯を絵に捧げた不遇の画家の魂と情熱が肌で感じられる美術館です。

近くには、19世紀以降の巨匠たちの作品を多く所蔵する「市立近代美術館」もあります。ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館の別館もアムステル川沿いに建っています。常設展はなく、約半年ごとに作品が入れ替わる企画展のみで運営されていますが、普段はロシアの地にある貴重な作品がアムステルダムで見られるのは嬉しいことです。

この他にも、チューリップ博物館やカナルハウス博物館、海洋博物館などオランダらしい博物館もありますよ。



この記事の著者
こんにちは☆ココマチ編集部です。 旅をすることが大好きです。世界中に友達を作り、毎月各国の友達に会いにいく生活を目指しています! よろしくお願います( ´艸`)

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