旅行の楽しみの1つとして、その土地に訪れなくては出会えない野生動物の存在があります。世界遺産に登録されている北海道・知床やガラパゴス諸島など、珍しい野生動物が生息する土地に行き、近づけないまでも貴重な生物を観察できる場所は多くありますが、見るだけでは満足できない!という人も多いことでしょう。そこで今回は世界にある野生生物と触れ合えるスポットを3つご紹介します。どんな場所でどんな動物に出会えるのでしょうか
野生のペンギンと泳げる、ボルダーズ・ビーチ

水族館や動物園でよく見かけるペンギンたち。でも海で泳いだり砂浜を歩いたりといった野生の姿を近くで見ることができる場所は、世界でも数多くはありません。そんな野生のペンギンを見ることができる貴重なスポットが南アフリカのボルダーズ・ビーチです。アフリカペンギンという体の小さなペンギンたちが、繁殖のためにつくるコロニーを遊歩道から間近に見られることで有名なスポットで、ビーチの一部ではペンギンと一緒に泳ぐことができるのだそうです。
泳ぐブタがいる、ビッグ・メジャー・ケイ

野生動物というと珍しい動物を想像してしまいますが、家畜としてなじみのある動物も人間に飼われることなく自然の中で生活していれば野生動物といわれます。ブタも人間にとってなじみの深い動物ではありますが、自然の中でどんな生活を送っているかはわからないですよね。そんなブタの自然な姿を見学し、ビーチで一緒に泳ぐことができるスポットがバハマ諸島のビッグ・メジャー・ケイです。昔人間によって持ち込まれたブタの子孫なので人懐っこいブタが多いそうです。
マナティと泳ぐ貴重な体験ができる、クリスタルリバー

人魚のモデルともいわれるマナティ。生息地のアメリカフロリダ州でも、狩猟や船の事故などにより数を減らしている絶滅危惧種です。そんなマナティに出会え、触れ合えるのがクリスタルリバーで、浅い川の中を泳ぐマナティを見ることができます。クリスタルリバーのマナティツアーに参加すれば、シュノーケルを使った潜水で一緒に泳ぐこともできます。こちらのマナティたちは野生動物のわりに警戒心が弱く、実際に体に触れるチャンスもあるのだそうです。
自然な姿を満喫できるスポットへ行こう
野生の動物と触れ合える世界のスポット3つをご紹介しました。今回ご紹介した3つのスポットはどれも一緒に泳いで触れ合うものばかりでしたが、世界には野生の馬やロバなど陸上の動物と触れ合えるスポットもたくさんあります。しかしいくら触れ合えるスポットとはいえ、相手は野生の動物です。餌をあたえたり、無理に触ったり、驚かせたりなどマナーに反することせずに自然な姿の動物たちを観察して、チャンスがあれば触れ合うようにしましょう。
