本州最北端にある東北地方の青森県。世界遺産白神山地や十和田湖などの観光スポットがあり、春には「弘前城桜まつり」、夏には「ねぶた祭り」などがあり多くの人が訪れます。青森で観光を楽しむなら、青森でしか味わえないご当地グルメもぜひ食べてみたいですよね。青森というと全国一の生産量を誇るりんごのイメージが強いですが、それ以外の農
産物や魚介類も美味しいものがたくさん。今回は珍しい食材や料理法が人気の青森県のご当地グルメを3つご紹介します。
コラーゲンたっぷりの美肌グルメ「カスペの煮付け」を食べてみたい!

青森県は珍しい海産物の宝庫。訪れたらぜひ味わっていただきたいのが「カスペの煮付け」です。カスペとはガンギエイというエイのヒレのことです。地元ではよく食卓にあがるおなじみの食材で、これを醤油と砂糖で煮付けます。フカヒレのようなとろみがありコリコリした食感が楽しめるのにお値段がお手頃なところが人気です。しかもコラーゲンたっぷりで美肌になれるとい嬉しい効果も期待できます。地元の居酒屋や和食のお店で味わえますよ。
茹で置きするのが美味しさの秘訣「津軽蕎麦」

茹でたてが美味しいと言われる蕎麦ですが、青森県のご当地グルメ「津軽蕎麦」は茹で置きすることで美味しくなります。つなぎに大豆を茹でてすりおろしたものを使っているので、茹で置きすることで大豆のグルテンが作用し旨味とコシが増すのです。最近は茹でてすぐ出すお店もありますが、伝統の料理法で本来の津軽蕎麦を食べたいなら弘前の三忠本店がおすすめです。このお店は人気グルメ漫画の「美味しんぼ」でも本物の津軽蕎麦を食べられる店として登場しているんですよ。
南部せんべいがくせになる「せんべい汁」

青森県南部の都市八戸を訪れたら、ぜひ味わっていただきたいご当地グルメが「せんべい汁」です。せんべい汁は肉や魚、野菜やきのこがたっぷり入った醤油ベースの汁の中に、とけにくい鍋用の南部せんべいを割って煮込んだ八戸地方の郷土料理です。八戸市内では 200軒を超える飲食店で味わうことができ、ガイドブックも発売されています。また、せんべいとスープがセットになった商品が数多く売っているのでお土産に買って帰るのもおすすめです。
ほっとする優しい味、青森県のご当地グルメに癒やされる
海も山もある自然の豊かさと素朴な地元の雰囲気が魅力的な青森県。ご当地グルメも日本人ならみんな大好きなダシや醤油が効いたほっとする優しい味のものが多いです。今回は「カスペ」、「津軽そば」、「せんべい汁」を取り上げました。そのほかにも、お生姜が効いた甘辛い味噌ダレにこんにゃくを絡めた「青森生姜味噌おでん」やラーメンスープの中に焼きそばが入っている「黒石つゆ焼きそば」などほっとする癒し系グルメがたくさんあります。
