中南米に位置するグアテマラは、日本からは大変遠い国。コーヒーの産地としては聞いたことがあるけれど、どんな国なのか知らないという方は多いかもしれませんね。グアテマラの特色といえば、なんといってもマヤ文明の遺跡が数多く存在していること。世界遺産のティカル国立公園をはじめ、郊外にも街の中にもたくさんのマヤ遺跡が見られます。遥か昔に高度な文明を誇ったマヤのロマンを感じられる、グアテマラの歴史観光に出かけてみませんか。
グアテマラシティの住宅地にあるマヤ遺跡、カミナル・フユ

グアテマラシティの住宅地にあって整備が進められている遺跡公園である、カミナル・フユ遺跡。「死者がよみがえる」という意味の「死者の丘」を表す名前を持ちます。マヤ遺跡としてはテオティワカンとティカルのちょうど間の時代のものですが、石の遺跡が多いマヤ文明の街の中では珍しく土の遺跡なのだそう。そういった意味でとても貴重であり、また住宅地にあるというアクセスの良さから気軽に訪れることができる観光スポットとなっています。
マヤ遺跡の遺物が終結!国立考古学民俗学博物館

グアテマラのさまざまなマヤ遺跡から出土した遺物が集められた、国立考古学民俗学博物館。彩色土器や石碑などの石造物、翡翠装飾品など展示品のすべてがマヤ文明一色で、興味のある人にとっては垂涎ものの博物館となっています。充実した品ぞろえはただ見ているだけでも十分刺激的ですが、マヤ文明について下調べや勉強をしてから鑑賞しに行くと、よりいっそうその魅力に浸ることができるでしょう。特別展示室は開放されていないことも多いので、確認が必要です。
少数民族の町、チチカステナンゴ

グアテマラシティから北西に約140キロ、標高2000メートルに近い高地に位置する町チチカステナンゴは少数民族が住む地で、グアテマラの民俗文化を肌で感じるにはもってこいのスポットとなっています。毎週木曜日、日曜日に町をあげて催される市場が大変有名で、地元の人々だけでなく欧米人のツアー客なども大勢訪れます。日用品に限らず工芸品や伝統的な香料、調味料なども多々並ぶので、土産物選びをする場所としてもおすすめです。
マヤ文明のロマンに浸りにグアテマラへ行こう!
グアテマラの歴史観光スポットについて、カミナル・フユ遺跡、国立考古学民俗学博物館、チチカステナンゴの3ヶ所をご紹介しました。グアテマラといえばやはりマヤ文明に関わる歴史スポットが多いのが魅力です。ティカルやカミナル・フユの他にもキリグア遺跡公園などマヤ遺跡が点在していますが、あちらこちらをまわる時間がなければ全てが凝縮された国立考古学民俗学博物館に絞るのも手かもしれませんね。歴史ロマンあふれるグアテマラを訪れてみませんか?
