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日本が誇る4つの自然遺産

CULTURETIPS 投稿者: ココマチ編集部
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普遍的な価値を持つ自然遺産を、国際的に協力して保護していくことを目的として、ユネスコ総会にて採択されるのが世界自然遺産です。日本には世界遺産として登録されている場所が数多くありますが、実はそのほとんどが文化遺産。自然遺産は4つしかないということはあまり知られていません。 自然遺産の登録基準には「ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ自然現象または地域を含むもの」などがあり、登録されている場所はどこも、その基準にふさわしい雄大な自然の姿を見せてくれます。類まれな自然美を持つ屋久島、生物の多様性が保たれている知床、地形や環境によって独自の生態系を築いてきた白神山地、小笠原諸島。圧倒的な自然のパワーを感じる日本の自然遺産をご紹介します。


美しいだけではない!自然の厳しさを知る北海道・知床

2005年に世界自然遺産に登録されたのが北海道・知床です。海と陸の食物連鎖を見られることが評価されています。また絶滅危惧種の生息地域であること、固有の動植物が生育していることなども世界遺産の登録基準を満たしました。 観光スポットとして有名なのは原生林に囲まれた五つの湖「知床五湖」や、夕陽の名所でもあり流氷が日本で最初に接岸する「プユニ岬」、知床八景のひとつで滝つぼが温泉になっている「カムイワッカ湯の滝」二股になった水の流れが見事な「オシンコシンの滝」などがあります。 知床の名所はその多くが山の中にあります。ゴミを捨てない、野生の動物に餌付けをしないなどを守って観光を楽しんでください。またヒグマなどの危険な動物との遭遇や、山の中で遭難する危険性もあるため、ガイドをつけることをおすすめします。


手つかずの自然を守る白神山地

青森県南部から秋田県北西部にまたがる白神山地は、1993年に屋久島とともに日本初のユネスコ世界遺産に選ばれました。人の手がほとんど入っていないブナの原生林としては東アジア最大の規模となっています。白神山地13万haのうち、自然遺産に登録されているのは中心地域の1万7千haです。登録されているエリアのさらに中心部は林道などが整備されていないことと、立ち入る際に森林管理署長等に対して入山手続き等を届け出る必要があるため、一般の観光客が気軽に見られる場所ではなく、極めて重要な保護地域となっています。 しかし、世界遺産に登録されているエリアにも整備された登山道があり、観光で気軽に楽しむことのできるエリアもあります。人気のある「暗門滝」「二ツ森」「十二湖」などで森林浴を楽しみましょう。


日本の中のガラパゴス 小笠原諸島

東京の南方約1000㎞に位置し、父島、母島など30あまりの島々からなる諸島が小笠原諸島です。日本国内に存在する4つの自然遺産の中で最も新しく、2011年に登録されました。小笠原諸島はこれまで大陸と繋がったことがない海洋島で、島に辿り着いた生物が亜熱帯気候に適応しながら独自に進化し、他に類を見ない特異な生態系を築いていることが評価されました。海では年中ホエールウォッチングやマンタウォッチングができ、山では固有種が迎えてくれる小笠原の自然はまさに「東洋のガラパゴス」といったところです。 小笠原諸島には船でしか行くことができません。東京と父島を結ぶ定期便が週に一度出ているのみで、その定期便も天候次第で欠航することもあるので、小笠原諸島へは日程に余裕をもっていきましょう。


樹齢2000年超えがいっぱい!スギの巨木に圧倒される屋久島

1993年、白神山地とともに日本初の世界遺産に登録されたのが鹿児島県の屋久島です。島の面積のおよそ20パーセントが自然遺産として登録されています。鹿児島県大隅半島佐多岬から南南西へ約60㎞という亜熱帯地域にありながら、1000m~1900m級の山々が連なることで、亜熱帯から亜寒帯までの気候に生息する様々な植物が確認できるという不思議な場所です。保護された山岳部のすぐそばに町や集落があり、多くの人が暮らしているにも関わらず優れた自然が残されていることも評価されています。 世界遺産屋久島といえば、だれもが「縄文杉」を連想するでしょう。日本でもっとも太いスギの木で、観光名所になっています。縄文杉を見るためには往復10時間ほどの本格的な登山をしなければならないため、事前準備をしっかりとしてから行きましょう。


ぜひ後世に残していきたい日本の自然遺産

ツアーやハイキングなどで気軽に行けるスポットから、厳重に保護されたエリアまで様々な日本の自然遺産。そのどれもが自然の力強さを持ちながら、それぞれに違った魅力で楽しませてくれる場所です。雄大な自然や日本がもつ独特の生態系を見にぜひ訪れたい場所ばかりです。 しかし、世界遺産に登録され知名度が高くなったことで、世界遺産に登録された目的である「世界遺産条約は顕著な普遍的価値を有する文化遺産および自然遺産を、国際的な協力・援助のもとに保護していくこと」ができなくなっているという側面もあります。観光で自然を楽しみに行くときには、ぜひそれぞれの地域で決められているルールやマナーを守って、自然保護の気持ちを忘れずに楽しんでください。


この記事の著者
こんにちは☆ココマチ編集部です。 旅をすることが大好きです。世界中に友達を作り、毎月各国の友達に会いにいく生活を目指しています! よろしくお願います( ´艸`)

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