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歴史と自然が育んだ古都鎌倉の特産品

FOODSHOPPING 投稿者: ココマチ編集部
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南は相模湾、東・西・北の三方を低い山に囲まれた鎌倉。その豊かな自然は天然の要塞として機能し、鎌倉幕府がおかれるなど歴史上においても重要な役割を果たしてきました。そのため街には古い歴史を持つ神社仏閣が多く、今なお人々の信仰を集めています。また、古都の風情を生かしたお洒落なカフェや雑貨屋なども点在しており、美しい自然を楽しみながらそれらの店を巡り街歩きするのが定番の観光コースとなっています。鎌倉駅からは「江ノ電」の愛称で親しまれる江ノ島電鉄が走っており、ノスタルジックな雰囲気とともに四季の風景を楽しめます。都心から近いこともあり、鎌倉は手軽な旅行先として高い人気を誇っています。
せっかくこの街を訪れるのなら、鎌倉の豊かな自然と歴史が生んだ特産品についても知っておきましょう。今回は「鎌倉彫」「鎌倉のハム」「しらす」の3つについてご紹介します。


鎌倉時代から続く伝統の技 鎌倉彫

伝統工芸品といえば、鎌倉彫が有名です。美しい彫刻と、使うごとに味わいを増す朱色の漆の風合いはほかにはない魅力があります。お盆や茶器のほか、花器や鏡、コースターなどバリエーションも豊富で、鎌倉のお土産として人気があります。 そんな鎌倉彫の始まりは、やはりこの地に幕府が置かれ様々な文化が花開いた鎌倉時代のことでした。禅宗をはじめ、多くの思想や美術などの文化が中国からもたらされ、漆器においては堆朱(ついしゅ)、堆黒(ついこく)などが輸入されたのです。宮大工や鎌倉仏師が、日本に豊富にあった木材を使って漆器を作り始めたことが鎌倉彫のルーツとなりました。はじめは仏具や茶道具を中心に作られていたのですが、明治の時代には廃仏毀釈運動で仏師の仕事は激減。しかしそれを機に、鎌倉彫の技術は日用品にも活かされるようになったのです。


人の絆が生み出した 鎌倉のハム

鎌倉のお土産、また贈答品として人気の高い「鎌倉ハム」。実は、「鎌倉ハム」という名称はひとつの企業が掲げるブランドの名称ではありません。いくつかの会社がそれぞれ企業努力を重ね、独自の「鎌倉ハム」を製造しているのです。そんな鎌倉のハムは、どのように誕生したのでしょうか。 その始まりは明治7年のこと。イギリス人ウィリアム・カーチスが神奈川県鎌倉郡(現在の鎌倉市・横浜市・藤沢市に広がる地域)でハムやベーコン、乳製品などの製造・販売を開始しました。はじめは外国人専門の取り扱いで、日本人は工場の立ち入りを許されてはいませんでしたが、工場が地震による被害を受け出火した際に近隣住人が消火作業をした恩に報いるかたちで、その製法を伝授したと言われています。 このハムは、発祥の地である「鎌倉郡」の名から「鎌倉ハム」と呼ばれるようになり、現在まで愛されて続けているのです。


鮮度抜群!鎌倉のしらす

神奈川県南部に広がる相模湾は温暖な気候と美しい景色に恵まれ、湘南海岸では海水浴やマリンスポーツを楽しむ人々で賑わうなど、地元住人に愛され、生活と密接に関わってきました。深海につながっているために様々な生態系が育まれ、豊富な魚介類が水揚げされることでも知られています。 中でもしらすはこの海の名物です。鎌倉では多くの飲食店で生しらすを提供していますが、鮮度の落ちやすいしらすを生で食べられるのは、しらすを水揚げしている限られた街のみ。また、しらすをふっくらと茹で上げた釜揚げしらすも、とれたてを扱う鎌倉のものはひと味もふた味も違います。しらすを使った料理の代表格はしらす丼ですが、生地の上にたっぷりのしらすを乗せて焼き上げたピザや、磯の香りを楽しむしらすパスタなど、和食以外の様々な店でもしらすを味わうことが出来ます。


鎌倉旅行をより楽しく 鎌倉の特産品

鎌倉には、ほかにもたくさんの特産品があります。 例えば、限られた土地で作られているため、全国に出回ること無く直売されている鎌倉野菜。そのまま買い求めるのはもちろん、天ぷらやイタリアンなど、様々な店で提供される鎌倉野菜を使った料理はもはやこの街の名物と言えます。また、鎌倉市山ノ内にある建長寺の修行僧がつくった「建長汁」がなまったものと言われているけんちん汁も、市内多くの飲食店でいただけます。けんちん汁を食べてから建長寺へお参りするのもおつなものです。観光名所として名高い鶴岡八幡宮では、八幡神の使いとして鳩を崇めています。参拝客のお土産として人気を集めた鳩サブレーは、今では鎌倉を代表する銘菓になりました。 街の風土や歴史と深く結びついているのが特産品の魅力です。ひとつひとつの由来を知っておくと鎌倉旅行がより楽しいものとなるでしょう。


この記事の著者
こんにちは☆ココマチ編集部です。 旅をすることが大好きです。世界中に友達を作り、毎月各国の友達に会いにいく生活を目指しています! よろしくお願います( ´艸`)

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