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ミャンマー総選挙から窺う、ミャンマーの光と影と未来

TOWNTREND 投稿者: ココマチ編集部
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ミャンマーで8日、2011年春の民政移管後初の総選挙が実施され、即日、開票された。地元メディアの出口調査ではアウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、NLD(国民民主連盟)が優勢で、大統領の指名が可能になる国会議席の過半数を得られるかが焦点となる。NLDのティン・ウー名誉議長は投票終了後、最大都市ヤンゴンで演説し「勝利を確信している」と述べた。

ミャンマーは60年にわたる軍事政権を経て、2011年から徐々に外部に門戸を開き民主化を進めてきた。そして今回民主化のプロセスで極めて重要な選挙が行われた事を踏まえて、ミャンマーの現在とこれからをまとめました。


60年近く続いた軍事政権から、民政移管へ

2011年3月、60年近く続いた軍政に終わりを告げ、民政移管を果たしたミャンマー(ビルマ)。テイン・セイン大統領の下で民主化と経済改革が進められ、新たな未開拓市場としても世界中から注目されています。 実際、アジアで最も発展の遅れた都市のひとつであると言われていたヤンゴンの経済は「成長期」を迎えている。不動産価格は急騰し、海外からの投資により新しいビルが建ち並ぶようになってきた。また住民は自動車や携帯電話を複数所有するようにもなってきて、じわじわとビジネスチャンスが浸透しています。実質GDP成長率も年々増加しており、今後も大きな成長が見込まれる国です。


一方で農村部はまだまだ経済改革とは無縁の状態

ヤンゴンなどの都市部は経済改革で新規投資を呼び込み、非常に潤ってきて、高い経済成長を遂げていますが、ミャンマーの人口の約70%を占める農村部の人はいまだ貧困に苦しみ、政治経済改革の恩恵とは無縁の生活を送っています。農村部ではインフラもまだ整っておらず、電気が通っている村も少なく、大部分はいまだにまきを燃料として使用しています。今はヤンゴンなどの都市の発展がクローズアップされていますが、いずれ農村部の状態が、社会問題化していくと思われます。


ミャンマー民主化の精神的シンボル アウンサン・スーチー

ミャンマー民主化のシンボルともいうべきアウンサン・スーチーさんは、よくメディアなどにも取り上げられているので多くの人がその存在を知っているかと思います。ミャンマーは1988年にも学生を中心とした大きな民主化の動きがありました。その時の民主化のリーダーが、アウンサン・スーチーさんです。元々ビルマ独立の父と言われるアウンサン将軍の娘で、インド在住時に当時の首相ネルーの家族と親睦を深め、かねて興味を持っていたガンジーの思想に多大な影響を受けたそうです。その後イギリスに渡りますが、母親の危篤の知らせでミャンマーに帰国。その時折しも民主化運動のまっさかりで、民主化運動に身を投じる事を決意します。そして念願かなった1990年の選挙で、アウンサン・スーチーさん率いる民主化の勢力は勝利を収めますが、軍がこれを拒否、クーデターを起こし選挙結果を無効にして、アウンサン・スーチーさんはそのまま自宅軟禁となります。


ミャンマーのこれから

アウンサン・スーチーさんが自宅軟禁のきっかけとなった1990年の選挙から25年。ミャンマーは再び選挙を行い、アウン・サン・スーチー党首率いる最大野党、NLD(国民民主連盟)が優勢と伝えられています。ここで懸念されるのが、また軍が前回同様クーデターを起こし選挙結果を無効にするのではないかという事です。ただ当時とは状況が全く違っています。ヤンゴンなどの都市部は海外からの投資を受け発展が著しい状態です。ここでクーデターを起こせばそれらの投資が全て無駄になるからです。ミャンマーの民主化、経済発展は止められない所まできているので、軍は受け入れずにはいられないと思います。後は軍がどこまで影響力を保持し続けるかが、一つの焦点ではないでしょうか。


この記事の著者
こんにちは☆ココマチ編集部です。 旅をすることが大好きです。世界中に友達を作り、毎月各国の友達に会いにいく生活を目指しています! よろしくお願います( ´艸`)

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