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「南翔饅頭店」上海を代表する行列必至の小籠包の名店 

FOODSHOPPING 投稿者: 吉川由美
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初めての人もリピーターの人も上海を訪れたら一度は足を運びたくなるのが、名園「豫園」のそばのお買い物&グルメスポット「豫園商城」でしょう。中国らしい趣ある建物が並ぶ活気ある商店街で、観光客のみならず、地元の人にも人気のショッピングエリアです。その豫園商場で一番有名な食事処といえば、誰もが名を挙げるのが小籠包の名店「」です。いまや上海で一番有名なレストランと言ってもよいくらい連日行列が絶えない人気店で、1900年に上海近郊の南翔鎮の点心店で修行を積んだ呉翔升さんが九曲橋近くの現在地に店舗を構え、今年で116年。押しも押されぬ老舗店として名を馳せています。当初の店名は「長興楼」でしたが、1960年代に「」に変更され現在に至っています。それでは自慢の小籠包を味わいに店に入ってみましょう。


1階のテイクアウトは一番リーズナブル

「南翔饅頭店」は3階建てで、1900年以降3回改装され、古典的な雰囲気はそのままに老朽化した部分を補修しながら、365日休むことなく営業を続けています。階ごとに別オーダー制になっているのが特徴で、同じメニューでも値段が異なり、予算に応じて使い分けができるようになっています。一番リーズナブルなのは1階のテイクアウトコーナーで、お安い分、混み具合も横綱級。朝7時のオープンと同時に行くのがベストですが、大変混み合う食事時間帯は避けたほうが無難です。テイクアウトの受付は豫園老街沿いにある窓口で、先に食券を買い、順番が来たらそれと引き換えにその横の窓口から受け取ります。左側に置いてある黒酢をすばやくかけ、右側の箸を取ってベンチをキープしたいところですが、座る場所がない場合は立ったままアツアツを食べましょう。


時間のない人は2階の食券制レストラン「船舫」へ

行列をかきわけ池側の階段で2階に上がると、座って食べられるレストラン「船舫」があります。テイクアウトの次に混むのがここで、まずは相席覚悟で座席を確保し、レジで食券を買って席で待つとオーダーしたものが運ばれてきます。運良く窓際の席が空いていたら、そこから九曲橋など緑波池の風景が見渡せます。一番人気は蟹ミソ入り小籠包(蟹粉鮮肉小籠包)で、湯気が立ち上がるせいろの中の小籠包は皮はもちもちで意外と弾力があり、かむと中からジュワ~と肉汁が出てきます。南翔饅頭店の小籠包のおいしさの秘密、それは手間をかけて作られる餡にあります。厳選した豚のひき肉の中に、鶏と野菜のスープで豚皮をじっくり煮込んで作ったゼラチンを混ぜるという企業努力の賜物で、この小籠包は上海市で初めて非物質文化遺産にも認定されました。


3階は高級感あるオーダー制レストラン「長興楼」「鼎興楼」

3階は2階より高級感ある内装で、右手に「長興楼」、左手に「鼎興楼」という2つのレストランがあります。この両方はテーブルに付くと店員が注文を聞きにくるオーダー制で、値段も上がるので1,2階より待ち時間は短くすみます。開店当初の名前がつけられた「長興楼」は、小籠包などの点心やスープものが中心で、1人50元という最低消費金額が設けられています。「鼎興楼」はさらに高級になり、メニューは増えて小籠包だけでなく炒め物や魚料理などの上海料理も注文できます。最低消費額は1人80元で、メニューには日本語表記もあり、ゆったりと優雅な気分で食事を楽しみたい方にはここがお薦めです。なお、この建物にはエレベーターはありません。階段も狭いので、大きなスーツケースやベビーカー、車椅子などの方はご注意ください。


一度は食べたい本店の味

小籠包を上海で初めて売り出した「南翔饅頭店」は創業以来、たゆまぬ努力を重ね、「優秀品質製品金鼎賞」、「上海名・特産小吃」、「中国小吃」、「中国名点心」などに認定され、各国の要人も上海を訪れた際に立ち寄る名店になりました。長年の間に培われた秘伝の技術は人気を博し、現在、中国国内に28店舗、日本やシンガポール、インドネシア、香港、韓国にも海外展開しています。日本では東京、千葉、名古屋、福岡に支店がありますが、上海に行ったらやっぱり風格ある本店で味わってみたいもの。ただ行列は必至なので、いかに並ばずに食べるかがポイントです。うまく時間をずらして絶品と称される小籠包を味わってみてください。


この記事の著者
こんにちは!台北在住の専業主婦の吉川です♪ 在住者だからこそ知っている台湾の生情報やお薦めのレストラン、旅行会社に勤務しながら、趣味と実益を兼ねて旅した世界50カ国の都市の見どころや観光ポイントをた~くさんご紹介させていただきます♪

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