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世界遺産モン・サン・ミッシェルと一緒に訪れたい レンヌの観光スポット

SPOTTOWN 投稿者: 吉川由美
世界遺産モン・サン・ミッシェルと一緒に訪れたい レンヌの観光スポット

パリからTGVで2時間、フランスの西部、ブルターニュ地域圏の首府であるレンヌは、古くからブルターニュ地方の中心として栄えた都市です。
世界遺産モン・サン・ミッシェルの観光拠点として知られ、レンヌ駅そばのバスターミナルからモン・サン・ミッシェル行きのバスが運行されています。
中継地点として通過されてしまうケースが多いのですが、レンヌの街は2000年の歴史と文化があり、旧市街には17世紀に建てられた木組みの家々や歴史ある建築物が点在しています。
1720年の大火事と第二次世界大戦の空襲で甚大な被害を被りましたが、見事に復活してフランス初の高度技術集積都市となりました。
素通りするのはもったいない、レンヌの街の魅力をご紹介します。


フランス第2の規模 「リス広場の朝市」

旧市街にあるリス広場は、17世紀の議員の邸宅や木組みの建物に囲まれ、中世の頃より騎馬試合や祭りが行われていた趣ある広場です。
1483年からここでマーケットが開かれ、現在は毎週土曜日の朝にフランス第2の規模を誇る朝市が開催されています。
地元のみならずブルターニュ各地から生産者が集まり、パリのレアール(中央市場)を踏襲して設計された2棟の鉄骨のホールや広場一帯には、野菜や果物、肉やチーズにパンとさまざまな品が並びます。
港からも1時間という立地にあるため、牡蠣やロブスターなど新鮮な魚介類もあり、この地方特産のメロン、プチグリ・ド・レンヌや地鶏のクク・ド・レンヌなども売られています。
ブルターニュ名物のガレットの屋台も多く、ハムやソーセージ、卵などをソバ粉の生地で巻いた素朴な伝統料理は食べ歩きにぴったりです。


レンヌの重要な歴史遺産 「サン=ピエール・ド・レンヌ大聖堂」「旧ブルターニュ高等法院」

旧市街にそびえ立つ「サン=ピエール・ド・レンヌ大聖堂」はレンヌの街のランドマーク。
6世紀に司教区の本部として建てられた建物は12世紀にゴシック建築の教会に建て替えられ、17世紀に現在の新古典主義様式で再建されました。
そのためさまざまな時代の建築様式が混在しています。
外観はシンプルですが、イオニア式の円柱とアーチ状の天井、金箔を贅沢に使ったネオクラシック調の装飾やすばらしい音質をもつパイプオルガンなど重厚かつ豪華な内装になっています。
「旧ブルターニュ高等法院」は、ブルターニュ地方統一の歴史に重要な役割を果たした場所で、パリのリュクサンブール宮殿を手がけた建築家サロモン・ド・ブロスが設計し、花崗岩と石灰土を用いて建てられました。
金箔で仕上げ装飾を施した木枠組が目をひく大法廷やルイ13世様式の建築を取り入れた評議部など贅を尽くした内装は、かつての公国の権力と17世紀に花開いた高度な装飾技術を現在に伝えています。


市民の憩いの場 「タボール庭園」

レンヌの中央公園にある10ヘクタールもの広さを誇る「タボール庭園」も是非とも訪れたい場所。
もとはサン・ムレーヌ修道院の果樹園で、19世紀に庭園設計家ドニ・ビュレールによって整備されました。
野外音楽堂のあるフランス式庭園、植物園、そして流れる水のモニュメントがある英国式庭園から成る美しい庭園で、レンヌ市民の憩いの場所となっています。
世界のさまざまな鳥が集まる鳥小屋や野外ステージ、子供の遊び場もあり、花の小道が円を描くように設けられているので、四季折々の花を愛でながら散歩も楽しめます。
特に人気があるのは1000種類以上ものバラが植えられているバラ園で、開花の時期になるとバラの芳しい香りが漂い、美しく咲き乱れるさまざまなバラを写真におさめることができます。


新旧の魅力がある街

2006年から一般公開されているレンヌの新しいカルチャー施設「レ・シャン・リーブル」は、緋色の花崗岩とガラス、コンクリートを組み合わせた独特の外観を持つ複合文化施設で、ブルターニュ博物館、科学館、プラネタリウム、レンヌ市図書館を複合しています。
ブルターニュ博物館では、この地で裁判が行われた冤罪事件として名高い「ドレフュス事件」に関するコーナーもあります。
スパイ容疑で逮捕されたユダヤ人フランス軍将校の裁判はフランス世論を二分するほどの大問題となり、ユダヤ人国家建設運動が生まれ、後のイスラエル建国へとつながる布石となりました。
このように歴史的事件の舞台にもなりましたが、現在のレンヌは人口の4分の1が学生という活気ある街で、歴史ある木組みの家と整備された街並みのように新旧それぞれの魅力が味わえる街です。


この記事の著者
こんにちは!台北在住の専業主婦の吉川です♪ 在住者だからこそ知っている台湾の生情報やお薦めのレストラン、旅行会社に勤務しながら、趣味と実益を兼ねて旅した世界50カ国の都市の見どころや観光ポイントをた~くさんご紹介させていただきます♪

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