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旅を楽しむための列車に乗ろう!

CULTURE 投稿者: ココマチ編集部
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列車の旅には郷愁をそそる響きがあります。出発地から目的地までの単なる移動手段ではない趣とでもいったものでしょうか。いかに早く安全に目的地に着くかというそれまでの常識や視点を変えて、いかに道中を楽しむか、もしくはそれよりもさらに一歩踏み込んだ、列車に乗ることが目的となる旅を提供するための試みが今や日本各地で行われています。
なかでも注目すべき三つの列車があります。どれも話題となっている人気の列車です。一つ目はJR九州が運行する「ななつ星in九州」、二つ目はJR東日本の「とれいゆつばさ」、最後が同じくJR東日本の「TOHOKU EMOTION」です。どれも個性的でこだわりを持ち、そこにしかない価値を秘めています。昨日まで鉄道に抱いていたイメージが変わるようなこれら三つの特別列車を、次に紹介していきます。


JR九州が誇る豪華列車、ななつ星in九州

ななつ星in九州は、JR九州が運行している寝台列車で、随所にこだわった質の高さから豪華列車としてその名を馳せています。移動手段としての定期列車ではなく旅そのものを楽しむ臨時列車で、博多駅を出発して九州を巡る1泊2日と3泊4日のコースが設定されており、2013年10月15日の運航開始日より2016年9月まで八期の日程が予定されています。 車両はインダストリアルデザイナーである水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けており、その製作には30億円が費やされました。古代漆色に染め上げられた深みのある車体と木材を多用した車内は、ノスタルジックな日本の原風景を思い起こさせます。行く先々で体験する九州の風景や自然など、忙しい毎日に疲れた心を癒してくれることでしょう。また厳選された食材で提供される料理の数々は、美食というにふさわしい贅沢さを誇っています。


和の空間で寛ぎたい、とれいゆつばさ

列車を意味するトレインと、太陽を意味するソレイユを掛け合わせた造語「とれいゆ」の名を持つとれいゆつばさは、福島駅と新庄駅の区間を走るJR東日本の新幹線で、土日祝日のみ運行しています。車両は11号車から16号車までの6両編成となっており、新庄駅行きは約2時間10分、福島駅行きは約3時間をかけて走ります。この列車が注目を浴びる一番の理由は、サービス内容にあります。 座席は普通指定席のほか、テーブルと畳のお座敷指定席があります。また足湯鉄道とでもいうべきこの列車では、温泉ではないものの、お湯が16号車の浴槽に用意されており、15分間足湯を楽しむことができます。事前に利用券を購入するか、当日に車内で利用券が買える場合もあります。足湯から上がった後は15号車にあるバーカウンターで寛ぎながら、地酒を楽しむのもいいでしょう。


新しい列車の楽しみ方、TOHOKU EMOTION

東北レストラン鉄道を称するTOHOKU EMOTIONは、おもちゃのような個性的な白い車体が印象的な列車です。デザイン・食・アートを通して「新しい東北を発見、体験」することにこだわっているという言葉通り、そこかしこにこだわりが垣間見えます。 車両は3両編成で、1号車・2号車・3号車と続きます。1号車は7室からなるコンパートメントの個室です。驚くのが2号車で、ライブキッチンスペースと名付けられた車両です。キッチンがガラス張りのオープン形式になっており、調理しているようすをうかがうことができるのです。3号車はオープンダイニング車両になっており、三陸の景色を堪能しながら料理を味わうことができます。八戸から久慈へ向かう往路はランチコースで、久慈から八戸に戻る復路はデザートビュッフェになっています。往復どちらも楽しみたい列車です。


あえて列車に乗るための旅を!

「ジョイフルトレイン」という言葉があります。イベントや観光用として保有している車両のことで、そのために運行する特別列車そのものも指します。ジョイフルトレインの歴史は昭和58年(1983年)の国鉄時代までさかのぼり、「サロンエクスプレス東京」が始まりといわれています。定義としては、日本ならではの和の空間である畳敷きであったりサロンがあったり、また景色を楽しむために座席が窓をむいていたりという特徴があげられます。 旅は、目的地に着いてからが始まりという人もいれば、出発地を発ってからが始まりという人もいます。人それぞれの価値観ですが、美味しいものを食べたり色々な体験をしたり、目的地に着くまでの間も旅として楽しめるようになれば、その旅はより充実したものになります。また列車に乗ること自体が旅になれば、楽しみの幅が広がるのではないでしょうか。


この記事の著者
こんにちは☆ココマチ編集部です。 旅をすることが大好きです。世界中に友達を作り、毎月各国の友達に会いにいく生活を目指しています! よろしくお願います( ´艸`)

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