奈良盆地の南端、飛鳥時代に都が置かれた村。
明日香村は奈良県のほぼ中央、高市郡に属する村です。6世紀末から8世紀初めにかけて、この一帯には推古天皇の豊浦宮をはじめとする宮が相次いで営まれ、政治と文化の中心地となりました。
村域の広い範囲が「古都保存法」にもとづく歴史的風土保存区域に指定されており、開発が抑えられてきました。そのため、古墳や寺社の跡が田園や集落のなかに残る景観が今も保たれています。
村内には特別史跡の石舞台古墳・高松塚古墳・キトラ古墳、日本最初の本格的寺院とされる飛鳥寺、用途の分からない亀石や酒船石といった石造物などが点在しています。飛鳥川の上流域は「奥飛鳥の文化的景観」として国の重要文化的景観に選ばれています。
- 所在地
- 奈良県高市郡明日香村
- 主な玄関口
- 近鉄吉野線 飛鳥駅/近鉄橿原神宮前駅
- 村内の移動
- 周遊バス(かめバス)、レンタサイクル、徒歩
沿革
HISTORY
- 592年
- 崇峻天皇の没後、推古天皇が豊浦宮(とゆらのみや)で即位。
- 596年
- 蘇我馬子が発願した飛鳥寺(法興寺)が完成。日本最初の本格的な寺院とされる。
- 603年
- 小墾田宮(おはりだのみや)へ遷る。冠位十二階を定める。
- 604年
- 憲法十七条を定める。
- 607年
- 小野妹子を隋へ遣わす(遣隋使)。
- 630年
- 舒明天皇が飛鳥岡本宮を営む。
- 643年
- 皇極天皇が飛鳥板蓋宮へ遷る。
- 645年
- 板蓋宮で乙巳の変。都は難波へ移る(大化の改新)。
- 655年
- 斉明天皇が後飛鳥岡本宮を営み、都が飛鳥へ戻る。酒船石遺跡など石造物の造営もこの頃とみられる。
- 667年
- 近江大津宮へ遷都。
- 672年
- 壬申の乱。
- 673年
- 天武天皇が飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)で即位。
- 689年
- 飛鳥浄御原令を施行。
- 694年
- 藤原京へ遷都。
- 710年
- 平城京へ遷都。飛鳥は都でなくなる。
- 1956年
- 阪合村・高市村・飛鳥村が合併し、明日香村が発足。
- 1972年
- 高松塚古墳で極彩色の壁画が見つかる。
- 1980年
- 明日香法(明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法)が施行。
- 1983年
- キトラ古墳の石室内で玄武の壁画が確認される。
- 2011年
- 飛鳥川上流域が奥飛鳥の文化的景観として国の重要文化的景観に選ばれる。
- 2026年
- 7月26日、「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録される。石舞台古墳、高松塚古墳、キトラ古墳、飛鳥宮跡、飛鳥寺など、村内外の20か所あまりが構成資産となる。
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