奈良県高市郡明日香村。飛鳥時代に都が置かれたこの地に、古墳や石造物、寺社の跡が点在します。歩いて出会える場所を、ひとつずつ。
RECENT SPOT

こみやいせき
明日香村豊浦の水田に、石組みの溝が残る遺跡。推古天皇の小墾田宮とする説や、蘇我馬子の邸宅とする説がある。

あさかぜとうげ
明日香村の阪田と稲渕のあいだ、標高約200メートルの峠。竹やぶの細い道を抜けると、稲渕の棚田を見下ろせる。

まらいし
明日香村祝戸の道端に横たわる、長さ約125センチの花崗岩。男性器をかたどったものと見られ、対岸の「フグリ山」と一対とする説がある。

あまのかぐやまじんじゃ
大和三山のひとつ、天香久山の北のふもとに鎮まる古社。占いの神を祀り、持統天皇の「衣干したり」の歌の山を間近に感じられる。

みろくいし
飛鳥川の右岸に立つ石柱状の巨石。下半身の病に効くと信じられ、「ミロクさん」と呼ばれる。

さかたのたなだ
都塚古墳のすぐ近く、阪田の斜面に広がる棚田。秋は畦を彼岸花が縁どる。
COLUMN

800トンの巨石に穿たれた二つの穴、円と溝が刻まれた石、顔を持つ亀、表と裏に顔のある石像。飛鳥には、何のために造られたのか分からない石が、田や丘のあちこちに置かれたままになっています。謎の石をめぐり、解けたもの、解けかけたもの、まだ何も分からないものに分けて紹介します。

2026年に世界遺産に登録された「飛鳥・藤原の宮都」。19件の構成資産を、場所と見どころがひと目で分かる一覧にまとめました。飛鳥駅から歩く定番コース、三つのエリアに分けた半日コース、奥飛鳥へ足を延ばすコース、1日・2日で全部をめぐるモデルコースを紹介します。

毎年3月、明日香村の史跡と棚田を3,000人のランナーが駆け抜けます。キトラ古墳を出発し、石舞台古墳や稲渕の棚田をめぐる飛鳥ハーフマラソン。起伏の多いコースと、紙コップを使わない給水、ゴールで手渡されるいちごまで、この村らしさの詰まった大会です。