飛鳥の明日香の里を(明日香村)散策スポット飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社

杉木立と苔に囲まれた飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社の社殿

飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社

あすかかわかみにいますうすたきひめのみことじんじゃ

飛鳥川の上流を守る、杉木立のなかの式内社。

飛鳥川の水源を守る社

飛鳥川の上流、稲渕の集落の奥にある神社です。平安時代の『延喜式』神名帳に載る古社で、宇須多伎比売命(うすたきひめのみこと)を祀ります。

名前のとおり、飛鳥川の水源を守る神とされてきました。飛鳥の水は、この上流から宮のあった一帯へ流れ下ります。都の暮らしを支えた水の始まりに、社が置かれているわけです。

綱掛神事

毎年1月、稲渕では飛鳥川をまたいで「男綱(おづな)」と呼ばれる太い綱が架けられます。この神社の神事として続けられてきたものです。

村に災いや疫病が入らないようにという勧請縄で、集落の人たちが藁を綯(な)って綱をつくり、掛け替えます。上流の栢森には、対になる「女綱(めづな)」があります。

水を守る神の社が、村の入口に綱を張る。水と境界という二つの役割が、ひとつの神事に重なっています。

杉木立と苔

社殿は杉の木立に囲まれ、境内は苔に覆われています。灯籠と狛犬が並ぶほかは何もなく、参道の石段を上がると木々のあいだから光が差します。

棚田で知られる稲渕から、さらに川沿いを奥へ入ったところにあります。訪れる人はほとんどいません。

訪ねる

近鉄橿原神宮前駅から周遊バス「稲渕」下車、徒歩約15分。参拝は自由です。

稲渕の棚田や飛鳥川とあわせて歩けます。集落の氏神なので、静かに参拝してください。

公開日 更新日

所在地
奈良県高市郡明日香村稲渕
アクセス
近鉄橿原神宮前駅から周遊バス「稲渕」下車徒歩約15分
カテゴリー
寺・神社

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